あま〜い勉強

校門で、低学年の下校を見送っていると、
遠くのほうから元気な声が聞こえてきました。

「こうちょうせんせえーーーー!」

振り返ると、男の子たちが下駄箱で呼んでいます。
手に、なにやら持っています。

「それ、なに?」

「アメだよーー!」

よく見ると、
割り箸に、カラフルなアメがからまったお菓子。

昭和の駄菓子屋でよく見たやつ。

「どうしたの、それ?」

「じぶんらで、つくっただよーー!」

と、得意げにペロペロ。
心の中で思いました。
(家庭科? おやつ作り? それとも放課後の秘密プロジェクト?)

ところが、よくよく聞いてみると――
理科の授業。テーマは「結晶」。

まさかの理科!!

水に溶かしたものが、時間をかけて形をつくる。
その変化を、
見て、触って、味わって(※ここ大事)、学ぶ授業。

これは楽しい。
これは忘れない。
これは「勉強してる感」ゼロなのに、ちゃんと学んでる。