2025年12月の記事一覧
5・6年露頭見学
12月11日、5・6年生が理科「土地のつくりと変化」の学習で、露頭見学に行きました。最初に見学したのは、高松の海岸にある露頭です。
ここは、渥美半島でも珍しく、泥の地層の中に貝化石が見られます。でも、決して掘ってはいけません。現在、高松の方々が貴重な地層を守るための活動を行っています。私達も、地層の様子をしっかり観察し、スケッチしてきました。
次に向かったのは、浜田の海岸です。高松の崖は約30mぐらいですが、浜田の崖は40m以上もあります。天竜川から流れた来た砂礫が積もってできた渥美半島は、東の方に行くほど高くなっているんですね。
この高い崖の下の方に、約20cmの白い層が見られます。これは、約2万9000年前に鹿児島で噴火した火山灰が、風に乗って飛んできたものです。鹿児島県の姶良地方の火山から飛んできたので、姶良火山灰と言うそうです。火山灰も、渥美半島の地層の一部になっているんですね。
この浜田海岸あたりには砂鉄が豊富にあります。ということで、磁石を使って「砂鉄取り大会」のスタートです。
先生「乾いた砂の下の方に、黒いのが見えるでしょ!これが砂鉄だよ!」
子ども「いっぱい採れる!採れる!」
子ども「見て見て!すごい採れたよ!」
亀山小学校への帰りは、浜田から堀切まで、42号線を通りました。六連のあたりの42号線は、標高40m以上あります。でも、半島の先端に向かうに従って、どんどん標高は低くなり、堀切では約5m。先週勉強した「渥美半島のでき方」を思い出しながら、渥美半島の地形を感じた見学でした。
フラッグフットボール
12月10日、講師の先生方をお迎えして、3〜6年生がフラッグフットボールを行いました。講師の先生は、今シーズン2回目の訪問です。今回は、アメリカンフットボールのヘルメットやショルダー、ユニホームが試着できるということで、とりあえず記念撮影。バッチリ決まってます。
さて、前回の訪問から2週間。子ども達は、体育の授業でフラッグフットボールのゲームを繰り返し、腕を上げてきました。
講師の先生「いいパスが通ったね!すごく上達しましたね!」
講師の先生の褒めてもらえて、子ども達もウキウキです。
広い運動場で思いっきり走ります。どちらのチームも、作戦通り得点が入り、白熱した試合になりまsた。
作戦タイムも真剣です。・・・でもリラックスしている子もいました・・・。
今度は全員集中!作戦がうまくいくと、チームが盛り上がります。ゲームがだんだん楽しくなってきました。講師の先生が来てくださるのは、これで終わりになりますが、フラッグフットボールの道具は亀山小学校にあります。これからも、フラッグフットボールの技を磨いていきましょう!
5・6年が渥美福寿園を訪問しました
12月10日、5・6年生が総合的な学習で進めている福祉学習の一環で「渥美福寿園」を訪問しました。福寿園に到着すると、早速かわいい猫ちゃんが出迎えてくれました。
交流会開始時刻の20分前にも関わらず、たくさんのおじいさんおばあさんが会場に集まっていました。そこで、子ども達は、おじいさんやおばあさんに楽しんでもらおうと考え、学校から持ってきたお手玉やけん玉などで一緒に遊ぶことにしました。
渥美福寿園に小学生が訪問するのは6年ぶりということで、おじいさんおばあさんは、とっても喜んでくれました。中には、お手玉を披露してくださるおばあさんも見えました。
そして、いよいよ交流会の始まりです。大きな拍手が会場に響き渡りました。
最初の出し物は紙芝居です。「おばあちゃんの たんじょうび」というお話を見ていただきました。おじいさんやおばあさんが、真剣に見てくれているので、子ども達も緊張気味です。
続いては、歌のプレゼントです。12月の朝の歌として毎日歌っている、「大きなのっぽの古時計」と、亀山小学校の「校歌」を歌いました。すると、どこからともなく「校歌」を一緒に口ずさむ声が・・・。校歌を知っている方が見えるんですね。
最後は、市民館祭りのときにも行った「リラクゼーションマッサージ」です。
子ども「肩をもんでもいいですか?」
おばあさん「お願い!」
子ども達は、ちゃんと相手の目線で声をかけ、優しくマッサージを行いました。皆さん、本当に気持ちよさそうです。
これだけたくさんのおじいさんやおばあさんとふれあう機会は、とても貴重です。今日の経験が福祉学習をさらに深めてくれたと思います。
追伸:10月8日に種まきをした菜の花が、ようやく咲き始めました。
盲導犬教室
12月9日、実際に盲導犬のユーザーである講師の先生をお迎えして、盲導犬教室を行いました。はじめに、病気のため目が見えなくなった経緯や、盲導犬のできることやできないことについて教えていただきました。
講師の先生「盲導犬ができることは、次の4つの内いくつあると思いますか?①『スーパーに連れて行って。』と言ったら、連れて行ってくれること。②信号で渡っていいかどうか教えてくれること。③階段があることを教えてくれること。④怪しい人がいたら、吠えて教えてくれること。さあ、どれでしょう?」
子ども達も迷っていました。講師の先生が子ども達に聞いてみると、2つできると考えた子が一番多かったです。
講師の先生「答えは1つです。」
子ども達「え〜!」
講師の先生「この中でできることは、③の階段を教えてくれることだけです。犬は色が分からないし、盲導犬は絶対に吠えないように訓練されています。」
講師の先生「横断歩道を渡るときは、周りの車や人の気配を感じて、渡れるかどうか判断します。でも、田舎では人も車も少ないから、多分、赤でも渡ってしまったことが多いと思います。横断歩道は、とっても怖いです。」
目の見えない人の気持ちがよく分かりました。講師の先生はその他にも、しゃべる炊飯器を使っていることや、盲導犬も家に帰ってハーネスを外すと、普通のペットと同じだということなどを教えてくれました。
講師の先生「犬をなでてみたいですか?」
子ども達「は〜い!」
講師の先生が盲導犬のハーネスを外すと、犬も一気にリラックスするのが分かります。
子ども達になでてもらって、とっても気持ち良さそうでした。これも、パピーウォーカーさんが愛情いっぱいに育ててくれたおかげなんだな、と思いました。
児童代表「私は、もし横断歩道で盲導犬と連れている方や白杖を持った方を見かけたら、『なにかお手伝いできますか?』と声をかけたいと思います。」
盲導犬は、現在豊橋で1頭だけいるそうです。でも、白杖を持って街に出歩く人は、たくさんいるそうです。講師の先生の話を真剣に聞く子ども達の顔を見ていると、ちょっとだけ勇気を出せば、みんな、優しく声をかけられるに違いない!と思いました。
持久走大会
12月4日、持久走大会を行いました。刻々と変わる雨予想に悩みながら、開会式は、雨が降ってもすぐに室内へ逃げ込めるように、運動場で行いました。
開会式が終わり準備体操をする頃には、北西の空の厚い雲も姿を消しました。
子ども達が運動場でアップをしている間に会場準備を整え、いよいよレース本番です。
スタートに立つ子ども達、そして、必死にゴールを目指して走る子ども達の真剣な表情には、本当に心が動かされます。
そして、何より「がんばれ!」の声。声援を送る子ども達の表情にも、さらに心が動かされました。タイムや順位は数字です。走る子ども達、声援を送る子ども達の心には、数字では表せない、素敵な思いが満ちています。
この大会に向けて、みんなでランニングタイムを行いました。一人ひとりの子ども達が、運動場を1周走ると、ランニングカードの一コマを塗りつぶしていきます。そうして、37人の子ども達と、先生たちが走った周数は、合計9575週にもなりました。1周168mで計算すると1608.6kmです。亀山小学校から北海道の旭山動物園あたりまでの距離です。みんなと一緒に頑張った経験が、子ども達の心の栄養になってくれたら嬉しいな!
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