日誌

4月30日1,2年国語

金曜日の時間割は、1時間目に国語が集中しています。そこで、各学級の国語の様子を一気に紹介しようと思い立ったのですが、取材も授業もなかなか予定通りにはいきません。
◆1年ひらがな
 
「え」の付く言葉を集めていました。「えいご」が出るとは、英語の学習の成果かな。
担任「えいご⤴?えいご⤵?」
子供1「英語!だって習ってるもん。」

そうか、そうか。お友達の名前じゃないよね。担任も罪なつっこみをします。
子供2「はい!」
担任「〇〇君」
子供2「えいご⤵」

やはりそう来ましたか。
◆2年作文
担任が、児童の振り返り日記を紹介していました。内容は、先日のあかはに探検隊です。
 
子供は真剣です。みんな、わくわくドキドキしながら聞いています。表現の面白さに、時折笑い声も出ます。
「ガチャン!」
突然のことでした。作文を紹介してもらっている児童が、周囲の笑い声に腹を立てて筆箱を投げたようです。状況を理解した数名の児童が、投げられた筆箱と散らばった中身を拾い始めました。カッとなって、ものにあたることって誰にでも身に覚えがありますよね。
 
さて、問題です。この後、担任はどうしたでしょうか。
①他の児童が筆箱を拾うのを手伝った。
②筆箱を拾った児童を見守り、お礼を言った。
③筆箱を拾うのを止めさせた。
正解は、以下のとおりです。
 
この後予定を変更し、ノートを返却。
担任「作文の中に、先生が線を引いたところがあります。どんなところに引いてあると思いますか。」
授業は続きます。
   
ここで授業は中断します。

担任「さっき、〇〇君が怒って筆箱を投げました。理由は、作文を読んだときみんなに笑われたことだね。」
子供達「・・はい。」
担任「頑張って書いた作文を笑うことをどう思いますか。」
子供達「いけないと思います。」
担任「では、怒ってものを投げることはどうですか。」
子供達「だめです。」
担任「〇〇君。君の作文を笑ったことはみんな悪かったと言っています。それはわかるね。」

彼 ”こくり”
担任「怒れても、ものを投げてはいけないこともわかりますか。」
彼 ”こくり”
担任「じゃあ、筆箱は自分で片づけてください。」
彼「・・・」
担任「では、授業を続けます。」

それからしばらくして、彼が顔を上げました。
   
すかさず、担任がフォローに入ります。

指導の在り方は、必ずしも一つではありません。でも、今日はいい場面に出会っちゃったなあ。彼にとっても、クラスの子供たちにとっても、心に残るものがあったでしょう。
ちなみに彼はこの後、ちゃんと復活しましたので、ご心配なく。
*今日の1枚

久々の紹介です。直しは不要でした。成長したね。

◆あかはに探検隊 *いつ終わるの?
集合がかかりました。スケジュール変更の連絡です。

予定ではこのあとお弁当でしたが、あまりにも早い(10時30分)ということで、先にレクリエーションを一つやるようです。内容は鬼ごっこです。
  
前回紹介した、くたびれた子供の表情が目に浮かび、一抹の不安が頭をよぎります。
そんな思いとは関係なく、鬼決めじゃんけんが始まりました。
 
鬼は5人。人気があること。振り向いてみると、

他の子供達はこのとおり。蜘蛛の子を散らすように、遠くへ行っちゃった。

歩くと遊ぶは”別脚”ですね。
と思ったら、背後でこちらの二人を見つけました。
 
親近感がわきます。
*おまけのもう1枚

一応、約束したもので…。

※今週もお付き合いいただきありがとうございました。連休明け、元気な子供たちに会えますように!