日誌

10月4日5年国語

◆5年「注文の多い料理店」
このお話、ご存じの方も多いのでは。宮沢賢治の代表作です。
 
どんな授業になるんだろうと見守っていましたが、こんな風になるとは‥。
彼女の発言から、次第に議論が白熱していきました。
 
この後、ちょっと面倒くさい説明になるので、時間のない方は読み飛ばしてください。
課題は、本文中の張り紙(板書の青枠)を読んだあとの紳士の考えについてでした。
 
議論の焦点は、板書の「いやなことがあっても、一番いいことがある。」という指摘に対して、これは”考え”でよいかという、かなり難しい内容でした。
   
子供たちは次々と、「それは”感情”で、”考え”ではない」と指摘しました。
  
それを聞いていた周囲の児童も、次第に議論に乗り出しました。
実はこの話し合い、担任が一番話し合わせたいことではなかったみたいです。でも、子供たちはこれが気になりました。
良かったのは、担任がその話題を遮ったり、無理に結論を出そうとしなかったところです。足りなかったのは、解決のための方向を示さなかったことかな。
考えと感情の違いなんて、大人でも簡単に区別できません。そんな微妙な問題なので、もう少しいろいろな立場からの意見を期待したくなりました。
月曜から、なかなか見ごたえのある授業に出会えました。5年生の今後の展開が楽しみです。